微温湯に浸りて
さて、愚かしい昔話をしよう
芍薬の冷笑
陰気臭くて野暮だけど
好事家たちの淫靡なる午後
不条理な御時世ですから
愛する貴女に憎まれるまでの胸算用
露骨に愛して
こうして私達は無音の楽園で余生を過ごすのだ
ビッグ･ウィリーの前髪に唇を寄せて


陳腐な一大事だこと
生きる喜びは君にあり
愚鈍と化す
残り香の行く末
青臭い哲学者
聖女の痴態
何卒御容赦を
茶番で半狂乱
僕の理性が喘ぐ
ドアマットを踏みつける


鎖骨に這わせて
御掃除しましょ
プッシーキャットの低俗な食事
ジャークと呼ばれて
愛くるしい夢の底で
今日も今日とて常世は
孵化する悪性
××少女
低能の在り方
御遊びが過ぎたけれど


裸足でこそこそ踏み込まれてもね
無責任な乞い心
見せかけの退路
アリス、アリスって煩いのよ
善人の高笑い
死せる誠実
現を抜かしたウーマナイザー
粛清の閉幕
瞳の純度
未成熟のまま駆け抜けて


追い詰められたゴシップ
鈍行に揺られて曇天の春
愛を噛み砕く
口を噤んだ無神論者
十二の祝杯
ブラフが上手な君のことだから
さっさと散っておしまい
オートマ･リスト
ファック･オフ!
ジーライド･イージーライド